テニスのプロの大会やATPツアーって?

テニス

こんちには、コメアツです。

テニスの主要大会やプロツアーの流れをざっくりでも知っておくと、
各大会の規模や重要度、その時々で選手の置かれた状況が分かるので、
会話のネタにも観戦にもいろいろ役立つと思います。

この記事では、テニスのプロの仕組みについて解説していきます。

プロテニスの大会の種類

プロテニスの大会は、①四大大会(グランドスラム)、②ATP1000(マスターズ)
ATP500・250・チャレンジャー、④ツアーファイナル、に大別されます。
数字は世界ランキングの計算上加算されるポイントを表しています。

なお、便宜上ATPと言いましたが、ATPは男子の大会を運営する組織です。
女子の大会はWTAという組織が運営しているので、WTA1000や500になります。

四大大会(グランドスラム)

テニス界で最高峰の四つの大会をグランドスラムと呼びます。
トーナメント形式で、優勝すると2000ポイントが付与されます。
コートのサーフェス(表面の素材)がそれぞれ違うので、
選手によって得手不得手があるのも面白いです。


①全豪オープン
・ハードコート(セメント、アスファルト)
・年が明けて最初に開催されるグランドスラム
・その年の世界ランキング1位の行方を占う大会

②全仏オープン
・クレーコート(土)
・夏前のクレーシーズンの締めくくり
・本物のストローカーしか勝てないラリー戦

③ウィンブルドン(芝)
・グラス(芝)コート
・クレーシーズンが終わるとやってくる、最も権威ある大会。
・皆の憧れで、芝特有の速い展開が特徴

④全米オープン
・ハードコート
・その年最後のグランドスラム
・シーズンの疲れが出てくる頃で、新星や伏兵が優勝することも

ATP1000(マスターズ)

グランドスラムの次に大きな大会がATP1000(マスターズ)です。
トーナメント形式で、優勝すると1000ポイント獲得です。
現在は全部で9大会あり、大会名と一緒にATP1000とつくのでわかると思います。
ランキング上位選手もほとんど出場しますので、一つ勝つのも難しいです。
世界ランキング最高4位の錦織選手でさえ、マスターズはまだ優勝していません。

ATP500・250・チャレンジャー

マスターズより下位の大会となります。世界各地で様々な大会があります。
まずはここで1つでも多く勝たねば、世界ランキングも上がっていきません。

ツアーファイナル

その年の世界ランキング上位8名が、ツアーファイナルに出場できます。
まさに選ばれし者の大会で、独特の雰囲気があります。
2リーグに別れて予選を行い、トップ4名が決勝トーナメントを戦います。
優勝すればマスターズより多い1500ポイント獲得となります。

テニスのプロは1年で1シーズン

大会の種類とは別に知っていただきたいのは、年間のスケジュールです。
テニスのプロツアーは1年でシーズンです。


年明けから新シーズンがスタートし、
グランドスラムを中心に数多くの大会が毎年決まった季節に開催され、
年末のツアーファイナルで幕を閉じるというのが毎年の流れです。

これと関係するのが、テニスの世界ランキングです。
毎週更新されるテニスの世界ランキングは、過去一年間の獲得ポイント合計で計算されています。
各大会のポイントは一度だけカウントされ、昨年と今年の2回分合計されることはありません。
前年優勝した大会で早期敗退すると、ガクッとランキングが落ちたりします。

世界ランキングは、ツアーファイナル以外にも、各大会のシードにかかわるので、
選手達はプロツアーで生き残るためにせっせとポイントを貯めていって、
少しでも有利な大会のドローを勝ち取ろうとしているのです。
つまり、世界ランキングは選手にとって目安や目標ではありますが、
同時に大会優勝という最終目標に近づくための手段でもあります。

まとめ

テニスの大会は以下に大別され、1年間で1シーズンのスケジュール

①四大大会(グランドスラム)
②ATP1000(マスターズ)
③ATP500・250・チャレンジャー
④ツアーファイナル

世界ランキングは、過去1年間に各大会で獲得したポイントの合計で決まる

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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